乙女チックロマンな頃


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「りぼん」の付録だったノート3冊。
だいたい30年以上のものをビンテージというのであれば、立派なビンテージ。
上京して10数回の引っ越しにもかかわらず、なぜだかまだ持っている。

「りぼん」は小学校で一度卒業したはずだったが、中3あたりで、付録に
つられてまた買うようになった。

2冊は陸奥A子、1冊は田淵由美子。
あとで好きになった大島弓子は少女コミックで「いちご物語」を
連載していた。萩尾望都は連載では読んだことがない。


Notebooks from my teenage. They are appendixes to a comic magazine which
I subscribed to those days.





陸奥A子は、それまでの、目が巨大な女の子のドラマチックな話と違って、
8頭身でもない女の子が当時はやっていたアイビールックを着て、
好きな男の子にこっそり思いを寄せるような、まあ、当時の私どもにも
近い話ばかりで、(マンガの方はいつもハッピーエンドでしたが)
太刀掛秀子、田渕由美子らと「乙女チックロマン」と呼ばれた
独自のカテゴリーをなしていました。

私がはいていたのと同じリーガルのサドルシューズ(私は足が25センチなので、
当時はどの靴をはいてもきつかった。サドルシューズは硬くてかなり無理して
はいていた)をはいて、ステンカラーのコートやダッフルコートを着た
女の子と、やはりアイビーのやさしげな男の子達。

大きいサイズの服はないあの頃、シャツはすべて袖が短く、つんつるてんで
初めてパーマ(おばさんぽかった)をかけた私に、この陸奥A子の
女の子と同じスタイルは、今までの短くもない人生でいちばん
しっくりこなかったと思う。

中高ずっと憧れていた先輩が同じ空の下にいるというだけで、塾がえりの
夜道が嬉しい、ばかみたいにうぶで、そしてコンプレックスだらけのティーンエイジ。
戻りたくはないけれど、もし戻るならもっとうまくやるのになあと思う。


田淵由美子の方はそこまで好きではなかったのだけど、
「ふらんす窓便り」で、友だちとフランス窓のある古い素敵な家に住むという
設定にはあこがれました。

この漫画のモデルになったという家が、JR阿佐ヶ谷の駅近くにあったのを
上京してみつけて嬉しかった。
何度も近くに行っていたのに、なくなっているのに気づいたのはつい先日。
素敵な三角屋根の家で、周囲には大きな木もあって、よかったのに。
惜しいなあ。

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中のイラスト。
まるで、小林明子の「あなた」みたい。
(あれは、レースを編むんでしたっけ)

by au_petit_bonheur | 2008-10-14 18:16 | 実家ビンテージ

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