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実りの秋 レース編 その2


>カリッ コリッ

>だれ?

>ボクだよ♪ 青ドングリが好物なんだ。

 と答えたのは、愛するぶた顔のリス君。


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私よりずっとずっと年をとっていて、もう傷だらけ。
遠くフランスからわが屋根裏へ。





>きれいなご婦人が、娘の友だちにとボクをこの世に送り出してくれたんだよ。
>本当?かわいい女の子があなたを刺繍したのじゃない?
>どっちにしても、こんな日本の屋根裏の住人のところにくるなんて
 思いもしなかったさ。プンプン!

 食べているところを邪魔されて、どうやらご立腹のリス君です。


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リスの部分はニードル(ポイント)レース。
ニードルレースはボビンレースとならんで、
ハンドメイドレースの2大カテゴリーのひとつ。

刺繍から発達したレースで、布に刺さないで、
ボタンホールステッチとその応用のステッチをつかって
宙に刺繍する要領でつくられます。

職人の手になる、華麗、繊細、優美、あるいは豪華なニードルポイントのタイプ、さまざまありますが、こんな少し野暮ったいホームメイドなものもかわいい。


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リスの両端には、おなかがすかないよう、ドングリの葉っぱと実が
あります。

このドングリの枝の部分、リシュリューというタイプのカットワーク刺繍になっています。

刺繍して穴をあけたレースをカットワークとひとまとめにされますが、アンティークレースの世界では、こんな風にデザインの所だけ残してまわりをカットして、バーでつないであるような、カットワークレースをリシュリューというんです。




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作ったのは女の子じゃない?とリス君を怒らせたのは、こんな葉っぱの部分をみて。

葉っぱ一枚一枚にいろんなデザインのドロンワークや刺繍が施されて、
さながらサンプラーのようになっているのです。まるで、小さな女の子が
習って知っているだけのデザインを試してみたみたいに、その技術も素朴なもの。

私はサンプラーが大好きなんですよ、リス君。


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全体はこんな風。
すそはハンドメイドのボビンレース。




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今日の散歩のおみやげ。
青いドングリ、飾っておくとそのまま茶色のドングリになります。
はかまが付いたままのドングリが欲しいときはいいですよ。

by au_petit_bonheur | 2008-10-04 17:07 | レースノート

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