2012年 10月 09日
昭和のテネリフレース 続
昨日の投稿で母のテネリフレース編み機の使い方が分からないと書いたら、ちどりさんからコメントいただいて、丁寧に教えていただきました。
ちどりさんは「最新手藝讀本(上巻)レース編」(昭和8年発行)を所有されており、その中のテネリフレースの項目に似たような編み器の写真があるそうです。見てみた〜い。
国会図書館の他、大学図書館で所蔵しているところも*あるみたいです。
(古い帽子の花飾りに残っているチュールの切れっ端が好きという....)
以下いただいたコメントを写します。
〜中心部分とおっしゃっている菱形編み器については
「其の添えとなるものを作るに用ふ。」と記載がありますから、
円形モチーフをつないだ際にできてしまう隙間を埋めるための
菱形モチーフ用の編み器ではないでしょうか。
また、外側の円形編み器ですが、本には櫛が1列のものしか掲載されていません。
ただ、画像から想像するに、円形モチーフが作れる他に、
外側と内側の歯に糸を掛けていったら、
一定幅のブレードのようなものが作れそうに思います。
これについては、そのものずばりの使い方は本には載っていませんが、
DMCのテネリフレースの本やコッポ編みの教書に、
ブレードを編む際の糸の掛け方が載っていたのを思い出しました〜
外側と内側を一緒にした状態/別々で使うのかと思ってみたりしていたのですが、コメントをいただいて見てみると、外側の櫛で大きいモチーフ、中で小さいモチーフ、そして、大きいモチーフをつないで出来た隙間を埋める菱形モチーフが作れるのですね。
コッポ編みは知りませんでした。サーチしてみると、昨日の古書サイト*の上の方に『コッポ編・第一輯』(1957/2 【著】斎藤光歩 コツポ研究所)というのがありました。『ヂャンテイ』(1953/6 【著】鈴木ハツエ ヂャンテイ織物普及会出版局 )の方は目に留まっていて、ちょっと似てるなと思っていたのですが、今またリバイバルですか?思えば花編みルームもこのバリエーションみたいなものですね。(どれもやったことがないのですが)
海外の人も注目する手芸書の質と量といい、不況の中の手芸イベントに集まる人の数といい、世界中あらゆる国の手芸を楽しむ人が大勢いるのが日本だなあと思うことが多い。昭和の初めには既にいろんなタイプのレースが紹介されていたのだと、日本の手芸熱のルーツはどこから?と思ってみたりします。
(未読ですが、今サーチしていてこんな論文*PDF、**PDFを見つけました。メモ)
DMCのテネリフレースの本は私も持っていて(昨日の下から2番目の写真がそうです)、ブレードが面白いなあと思っていたのですが、それもこの道具で編めるなら、なお嬉しい。目がもう少し悪くなっても大丈夫そうかな?のんびり構えているのだけど。
この本、以前教えていただいてから*ことあるごとに参照しているAntique Pattern Libraryにも入っています。このサイト、アルファベット順だけでなく、手法別、年代順、出版社別に探せるのも嬉しいです。DMCはなぜか出版社別の所にないのだけど、カテゴリーはちゃんとあって*、テネリフレースは中程にあります。(*PDF)
これからもいろいろ教えて下さいね!
ちどりさんは「最新手藝讀本(上巻)レース編」(昭和8年発行)を所有されており、その中のテネリフレースの項目に似たような編み器の写真があるそうです。見てみた〜い。
国会図書館の他、大学図書館で所蔵しているところも*あるみたいです。
(古い帽子の花飾りに残っているチュールの切れっ端が好きという....)
以下いただいたコメントを写します。
〜中心部分とおっしゃっている菱形編み器については
「其の添えとなるものを作るに用ふ。」と記載がありますから、
円形モチーフをつないだ際にできてしまう隙間を埋めるための
菱形モチーフ用の編み器ではないでしょうか。
また、外側の円形編み器ですが、本には櫛が1列のものしか掲載されていません。
ただ、画像から想像するに、円形モチーフが作れる他に、
外側と内側の歯に糸を掛けていったら、
一定幅のブレードのようなものが作れそうに思います。
これについては、そのものずばりの使い方は本には載っていませんが、
DMCのテネリフレースの本やコッポ編みの教書に、
ブレードを編む際の糸の掛け方が載っていたのを思い出しました〜
外側と内側を一緒にした状態/別々で使うのかと思ってみたりしていたのですが、コメントをいただいて見てみると、外側の櫛で大きいモチーフ、中で小さいモチーフ、そして、大きいモチーフをつないで出来た隙間を埋める菱形モチーフが作れるのですね。
コッポ編みは知りませんでした。サーチしてみると、昨日の古書サイト*の上の方に『コッポ編・第一輯』(1957/2 【著】斎藤光歩 コツポ研究所)というのがありました。『ヂャンテイ』(1953/6 【著】鈴木ハツエ ヂャンテイ織物普及会出版局 )の方は目に留まっていて、ちょっと似てるなと思っていたのですが、今またリバイバルですか?思えば花編みルームもこのバリエーションみたいなものですね。(どれもやったことがないのですが)
海外の人も注目する手芸書の質と量といい、不況の中の手芸イベントに集まる人の数といい、世界中あらゆる国の手芸を楽しむ人が大勢いるのが日本だなあと思うことが多い。昭和の初めには既にいろんなタイプのレースが紹介されていたのだと、日本の手芸熱のルーツはどこから?と思ってみたりします。
(未読ですが、今サーチしていてこんな論文*PDF、**PDFを見つけました。メモ)
DMCのテネリフレースの本は私も持っていて(昨日の下から2番目の写真がそうです)、ブレードが面白いなあと思っていたのですが、それもこの道具で編めるなら、なお嬉しい。目がもう少し悪くなっても大丈夫そうかな?のんびり構えているのだけど。
この本、以前教えていただいてから*ことあるごとに参照しているAntique Pattern Libraryにも入っています。このサイト、アルファベット順だけでなく、手法別、年代順、出版社別に探せるのも嬉しいです。DMCはなぜか出版社別の所にないのだけど、カテゴリーはちゃんとあって*、テネリフレースは中程にあります。(*PDF)
これからもいろいろ教えて下さいね!
by au_petit_bonheur | 2012-10-09 12:30 | レースノート