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リシュリューのドイリー



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フランスのカットワークのドイリー、あるいは大きなモチーフ。
少し厚みがあるリネンに太めの糸でカットワーク、ボタンホールステッチのバーでつなげられたこういうレース、フランスではリシュリューと呼ばれます。(他の国では単にカットワークの一種でしょうか?カリクマクロス、アイレット、カットワークにもいろいろあります)

ざっくりしたものが多い中で、これはバーにピコットの飾りがあったり、リングが入っていたり、また下の中心部分にニードルウィービング(糸を織る)で飾りが入っているなど、素朴な雰囲気のものが多いリシュリューの中で、端正な作りです。

この日の投稿の葉っぱの方は、同じ手法ですが、(古びていることはのぞいても)もっとアバウトな作りですね。
リスの方は全てニードルレース。こうしてみると、この手法、はニードルレースで刺し埋めてあるところを簡略化しようと布部分で代用したレースなんだなあと分かります。それだけに、他のカットワークレースより、布部分が少なくて、ニードルレースと同様のところが多い。
もともとニードルレースの始まりは、カットワークやドロンワークの布地部分がどんどん無くなっていって複雑に繊細になってということなのですが、それが極限まで進んでまた簡略化されていく、戻り道という感じでしょうか。

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りすくんの素朴な感じも大好きだけど、このかっちり、いい手だなあと思える物はやはりいいです。シルエットがくっきりしているレースですし、繊細すぎないので、ライトの熱の近くでもがんばってくれそうで、ランプシェードに縫い付けるのもいいと思います。

by au_petit_bonheur | 2009-11-26 19:54 | レースノート

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