Arte Povera


喫茶店でひとりゆっくり本を読んでいるとき、あるいは、どこかへ出かけようと電車に乗り込んで、つり革につかまったそのとき、見知らぬ人から声をかけられたら。。。。
普通どう反応するのかな?

服にタグをつけたまま?セーター裏返し?
慌て者の私だったら焦ってしまうかも。
(実際は、昔知り合いだった誰とかさんに似ている、と間違えられて声をかけられたこと数回。よくある顔なの?)


実は私、しょっちゅう知らない人に声をかけてしまうんです。
それは、きっと手作りだな〜とか、アンティークの素材よね、と思える
素敵なバッグを持っている人を見かけたとき。

一度、電車の中で声をかけたら、その人は漫画家の内田春菊さんでした。
面白い形のバッグを持った綺麗な女の人が、私の座っている座席の前に立ったので、作り方をじろじろ見ていたんですけど、これは相手からするとあやしいよね〜と思って、声をかけたのです。じっくり見せていただき、ちょうど連載されていた雑誌に作り方を載せていると、教えて貰いました。

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先日近所の喫茶店(ドトールです!)でコーヒーを飲んでたら、かわいい若いカップルが来たんです。女の子もかわいかったけど、男の子の持っているバッグに目が釘付け。じろじろ見たあげく、席を立って声をかけにいきました。

それが、このバッグ。
Arte Povera(アルテポーヴェラ)というブランドのイタリア麻袋fisherman ショルダーバッグでした。ヘンプのようにみえる分厚い素朴な麻にイカリマーク、皮の感じもいい。売っているお店も教えてもらったのだけど、実物は確認済みだし、暑くて出かけたくなかったので、ネットで注文。(ここのウェブショップ、他にも着たいものいろいろありました。)

自分が使おうと思っていたのに、パソコンを横から覗いていた夫がほしいというので、そういえば、随分昔のバッグを使ってることだし、と夫の誕生日プレゼントということにあいなりました。先週届いたばかり。



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Arte Poveraはイタリア語で「貧しい芸術」を意味し、戦後イタリアの芸術運動からとったブランド名だそう。3年くらい前の装苑の新年号のニューカマー特集で見て、面白そうなブランドだなあと思っていましたが、実物を目にしたのは初めて。(今、その号を探したのだけど、最初の方のページの左下に載ってたってことも覚えているのに、見あたりません)

時々こっそり使ってやろうと思ったけど、夫は気に入るとそれしか使わないタイプなので、チャンスはなさそうです。残念。

あの二人にその後もう一度ばったりと道で会い、同じ町でおじさんがおそろいを持つけど、とお断りをいれておきました。


A large shoulder bag made of antique Italian linen (hemp?)
and vintage leather belt by Japanese brand "Arte Povera".
A birthday present for my husband.



上記のウェブショップをもう一度眺めていたら、前回見落としていた、ブランドについて以下の説明文を見つけました。先日は残1で、焦ってたみたいですね。(9/4記)

Arte Povera(アルテポーヴェラ)

ブランド名である「arte povera」とは、イタリア語で「貧しい芸術」を意味します。これは、日常に溢れる非芸術的なモノ、そのものに自らの身体や思考を結びつける事によって生み出されたアートである戦後イタリアの芸術運動のことで、その精神のもと、軍モノや古着、端切れなど一つ一つ表情の違う素材を用い、使い込まれた素材から新しいモノを作り出していくことを柱にして、服作りをするブランド。1900年代初頭のヨーロッパやアメリカの農夫や労働者をイメージして作られる服達は、そこに現代的解釈を加えられながら、ボタンや当て布、ステッチワークなどを通して、その背景にあるストーリーを語りかけてくるような気がします。

# by au_petit_bonheur | 2008-08-31 17:25 | 日常 非日常

難あり好み


古いレースを買うとき、そのまま着用したり、飾ったりすることも考えるけれど、私の場合、何よりも、手作りの材料として使ったらいいなあというポイントから選ぶことが多い。昔の人の手、そして時間が手伝ってくれて、シンプルに作ったものが、ぐっとグレードアップする。

そういう目で選ぶとき、状態さえしっかりしていたら、切れていたり、端切れに
なっていたり、難点があるものが好き。
値段も完品より手頃だし、元の用途そのままで使えるレースにハサミを入れられるほどのものは、私にはなかなか作れないなあと思うから。

特にドレスや襟など完全な形だったら予算的にも、すぐには手を伸ばさないような
レース。


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画像はベルギーのボビンレース、デュシェスレース。ドレスか襟の一部だったのでしょうが、ダメージのあるところをよけてカットされたようで、こんな端切れの状態で売られていました。きっとこの外側にダメージがあったのではないかな?


*デュシェスレースは、私の印象では、アンティークレースの文脈で呼ばれるときはデュシェス、ボビンレースの教室や教本ではデュセスと呼ばれることが多いようです。レースの呼称は、まぎらわしいものが多いんです。



ボビンレースは連続糸レースと切断糸レースとに大別されますが、デュシェスレースはホニトンなどと並び、切断糸ボビンレースの1種。

ホニトンはモチーフを先に作ってしまってから、後でつないで構成されたのに対して、デュシェスはモチーフを作りながらつないでつくるそうです。(ここは、違う記述も読んだことがあり、もっと調べることが必要です。書き換える可能性あり)

レースの名前、デュシェスは後のベルギー女王、ブラバン公爵夫人(デュシェスドブラバンという名前のオールドローズもあるそうですね)にちなんで付けられました。1840年代〜19世紀を通して大変人気のあったレース。人気の理由は18世紀のブリュッセルレースに比べて、単純で、短時間でつくられ、比較的手頃なお値段なのに見ばえがするからだったからだそうです。21世紀に住む私からすると考えられない顕微鏡的世界に見えますけど、時代ってそういうものなのでしょうね。


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さて、このデュシェスレース、仮に難点ががあったとしてもいい理由がもう一つあります。それは、モチーフとモチーフをつなぐバーを取り外すのが比較的簡単で、モチーフに分解しやすいこと。未使用のモチーフってなかなか見つからないし、あっても結構高いのです。


分解したモチーフを使って小さなバッグを作りました。繊細なレースなので、下の布はやわらかくなった古いフランスの布。色あせた感じが、少し変色したレースと同じ雰囲気を持っています。


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画像の3層の花は、同じ形のモチーフを2枚使って作ったもの。一枚目をアップリケした上に、2枚目を切り分けて、2層目と3層目を作ってみました。同じベルギーの同時代のニードルレース、ポワンドガーズは立体的な薔薇の花で有名なのに、デュシェスでは立体的なモチーフをあまり見ないなあと思って。

継ぎ目を隠すのに、伯母の女学校時代の裁縫箱に眠っていた生成色の絹糸でフレンチナッツステッチの花心をぶつぶつ刺したら、立体的な花のできあがり。(ぬいつけるのも、強い糸よりは、と同じ糸で縫い付けました)

同じく伯母の色あせたグリーンの絹の刺繍リボンと絹糸で消えかかった葉っぱとプリント部分の花心に色を足しました。


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作ってはみたものの、私には似合わないので、バッグとしては未使用。時々壁の花になっています。

For my crafts, I would not dare to cut old laces which are
in good condition, so I usually look for damaged ones at reasonable prices.
The connecting bars of non-continuous bobbin lace as above are easy
to remove, and I like to use them in sewing projects.

Using two identical motives, I made a triple layered flower by cutting second
motif into two pieces. I hid the stitches with French knot stitches
with silk thread found in my aunt's sewing basket. I sew these flowers
on a soft French fabric beautifully faded with age and made a small bag.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-30 19:01 | レースノート

こんどこそ行きたい


ついこの間まで暑い暑いとぼやいていたのに、もう朝晩は肌寒いくらい。
数日のことだろうと思っていたのに、秋がやってきたのでしょうか。
私にはありがたいけど、若者や子供たちには夏が短かすぎたよね〜と思う
今日この頃です。

涼しくなったし、久しぶりに電車にのって出かけようか、と思っていたところ、
青蓮亭さんのブログ(many photos here)で、 (ここも)とても面白そうな展覧会の紹介をみつけました。
(以下の画像は青蓮亭さんの承諾を得て転載させて頂いています)

鳩時計 push me pull you「澄 敬一の仕事」展
   8月7日(木)→9月7日(日)
    11:00→19:00
   会場 CLASKA(クラスカ)2F Gallery & Shop "Do" (目黒)

Information on the exhibition in English

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何年か前、池尻大橋にあるpush me pull youというお店の紹介をいくつかの雑誌で見ました。記憶が確かなら、お店の壁には、ベッドのマットや足をはずして、スプリングだけになったものがかけてあり、棚にはオーナーの男性が羽田などの海岸でひろってきた漂着物や、彼が読んだ本などが並べられていました。それまで見たことのないようなお店で、記事だけでドキドキ、行ってみたいなあと思っていたんです。

世田谷って近いのに、池尻大橋にまったく土地勘がないので、そのうちそのうちと思っているうちに、気がついたら、あれ、あのお店の話を見なくなったなあ、どこかに切り抜きがあるはずだけど、と「wanted」状態だったのです。

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青蓮亭さんは大江戸骨董市にも出店しておられる古道具屋さん。選ばれる品物も一本筋がとおっていて、そして、ブログは、この方、対象にある距離をおいて向き合って、それをきちんと言葉で表現する訓練をずっと続けてこられたんだろうなあ、いいなあ、と読むのを楽しみしているんです。

青蓮亭さんの以前の記事で、幻のお店のオーナーが澄 敬一さんという方だということ、麻布でputit cul をやっておられた松澤紀美子さんと結婚され、お二人は今早稲田に場所を移して活動されていること、そしてお二人の本が出版されたことを知りました。

その澄 敬一さんが目黒のクラスカで展覧会をなさっているとのこと。この場所も行ったこと無いんですけど、いい企画をよくやってるみたいです。
  
涼しくなったことだし、今度こそ、是非行かなくっちゃと思っているところです。

遠くの方は、青蓮亭さんの沢山の素敵な写真とレポートを是非。


「1x1=2 二人の仕事」 澄 敬一x松澤紀美子 ラトルズ 2200円
("1x1=2 Works by Keiichi Sumi and Kimiko Matsuzawa")
この本も良かったです!


Exhibition "Cuckoo Clocks, Works by Keiichi Sumi"

Cuckoo clocks without clock faces.
The artist removed the faces as well as the paint on them
in order for the wood to breathe.
The clocks do not have the original function to tell the time any more,
but cuckoos still sing.

Plain wooden boxes with cuckoos which were once cuckoo clocks...
The idea touched me.

Please refer to the links for more photos and
detailed information on the exhibition and the artist.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-24 12:38 | blog website

Listen to the Song of Life


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ちかごろ「男前な女」という言葉を時々聞くようになりました。
娘が小学校のころ読んでいたマンガにも「ハンサムな彼女」っていうのがあったっけ。

これは、元祖Handsome Women の1人、そして私にとってはあこがれのおばあさん(?)の1人でもあるキャサリン・ヘップバーンの写真集です。


雪の積もった2月、自宅から水着でロングアイランド海峡まで泳ぎに行ったり、洗濯物を芝生の上に広げて干したり、大きな剪定ばさみを手に木登りしたり、新聞紙をまるめたカーラー(それぞれちょうどいい大きさにできている)で髪をカールしたりする彼女の日常風景。居間、寝室、キッチンでの友人達との会食のようすなどなど、この写真集、タイトルどおりの彼女の人となりあふれるプライベートな写真がいっぱいです。(もう一枚大好きな写真があるんですけど、その写真はいつか)

中でもじっと見入ってしまうのは、その家。
ロングアイランドの家とニューヨークの部屋。どちらも、先祖から伝わった家具、選ばれたもの、そして、何となく集まったもの(多分)でいっぱい。そんな品どれもが等価値に、居心地良さそうな空間を作り出しています。濃い色の家具の中に、ラグマットやごっつい細編みのソファカバーなど、テキスタイル類が色と暖かさを添えて、飾らない、リラックスした雰囲気。


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ハートフォードにある一家の家の暖炉には
”Listen to the Song of Life"(人生の歌に耳を澄ませよ)という家訓(family motto)が刻まれているのだそう。


そして、このきれいな濃いブルーのニードルポイント刺繍(クロスステッチではなくてウールの糸でハーフステッチで刺し埋めた刺繍)のピローにも、同じ家訓が刺してあります。

私も作りたくなりました。でもブルーの色が難しい。


The Private World of Katharine Hepburn

# by au_petit_bonheur | 2008-08-20 19:05 | 古いもの

スズラン



旅行中は、普段あまり買わないものにも手が伸びる。
ロンドンでは、ペンハリガンでタルクを買いました。

若い頃、ディオリッシモの香りが好きだった。当時も今もスズランってガラではないなあと思うのに、ボトルも可愛くて。

ペンハリガンはイギリス王室御用達なのだそうで、ショップバッグも王冠付きです、香水瓶が並んだデザインの薄紙もかわいいんです。



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(縦型の画像、特大になるんですね。横型と同じサイズにするにはどうしたらいいか分からないので、びっくりな巨大ボトルですが)


沢山の水仙の花と木の枝にはクリスタル。
お店のウィンドウが素敵で見惚れる。
(画像クリックで特大アップになります。)


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(2008年3月)


帰ってきてから、伊勢丹でサンプラーセットも買いました。
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Penhaligon's, London
Beautiful windows with daffodils and chandelier crystals hung
from the branches.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-19 18:02 | 日常 非日常

暑いので



涼しかった四万温泉の写真を。
今年の夏は、他に遠出はしませんでした。



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2泊でお風呂に11回入った。
食べて寝て、本読んでお風呂に入って、そしてまた食べて、の
いかにも我が家な休日でした。

We have been to Shima Onsen hot spring this summer.
We stayed at a ryokan (Japanese traditional inn) which is
said to be the model of Yuya public bath in Miyazaki's animation film
"Spirited Away".
It was much cooler than in Tokyo and it was very relaxing.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-18 15:21 | Japan

ドイリー氏


どこのうちにも、誰かの手作りのかぎ針編みのレースのドイリーが1枚や2枚はありますよね?数あるレースアイテムの中でも、ドイリーほど身近なものはないかも知れません。


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時は19世紀半ばのロンドン、雑貨屋を経営する男性がいました。

彼は収入を増やすため、何か新しい商品になるものはないかと考えていたそうです。そして、思いついたのが、ボウルの下、花瓶の下、テーブルの上など(部屋を飾りたてることが好きなヴィクトリアンの女性達が思いつくどこでも)敷くことの出来る、小さな装飾用の小布。

彼の名前は、ドイリー氏。

ドイリー氏の商売はどのくらい繁盛したのでしょう?現在まで作り続けられていること、そして、彼の名前がそのまま品物の名前として残っていることを考えると、新商品は大成功だったのでしょうね。

ドイリー氏の最初のドイリー、ちょっと見てみたい。



花、鳥、蝶、天使など、好きなモチーフのものを集める、手法を限定して集める、襟だけを集める、などなど、レースをコレクションされる方にも色々あるようです。

ドイリーは小さいので、価格的にも比較的買いやすく、またコレクションの収納スペースもコンパクトにおさまる。ドイリーに限定して色々な手法のレースを集めるというのも面白いと思います。

ドイリー氏のアイディア通り、いろんな所に敷くほか、面白いデザインだったらフレームにいれたり、ハンドメイドのモチーフがわりに。大好きなアイテムです。


(画像は、葡萄柄が描かれたニードルポイントレースのドイリー。ドイツのシャトーで使われていたとか。)

# by au_petit_bonheur | 2008-08-16 18:39 | レースノート

まめな人



私と違ってまめな母。
ちょっと必要なものがあったので、電話で頼んだら、翌日速達で届いた。

こんな手紙(?)が入っていた。

筆文字でこの文はどうなの?
1920年代生まれ。

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A note from my mother who is 81 years old.
Her message is funny unlike her serious-looking calligraphy.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-13 13:42 | 日常 非日常

「縦のものを横にもしない」


と、子供の頃、母によく言われた。今でも相変わらずの横着女だけど、
レースなら、時々、横のものを縦にもする。

(今、グーグルで検索してみたら、同じ意味で「横のものを縦にもしない」という言い回しもあるんですね。こちらの方は古い用法に多いようですが)



部屋の壁にかけたこのつぶつぶは、1920年代頃のフランスのかぎ針編みのレース。



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大好きなワックスフラワー(多分同じ頃)をからませてみた。シャンデリアパーツや、コサージュと合わせたり、クリスマスだったら、ライトを絡ませてもいいかもと思っているのだけど、危ないかなあ?


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そして、ラリエットみたいに首から垂らしても。下が薄い色の方がいいようだけど、とりあえず、この画像で。


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本来の向き。

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1910〜30年代、(多分特にフランス?)太い糸でかぎ針編みのインテリア用のレースがよく作られたようです。いかにもホームメイドの感触。そして、作られたカーテンやクロスの縁にはフリンジやポンポンやタッセルが付けられることが多かったみたい。これも、そんなフリンジ。はずされたあとがあります。

細編みだけのコイン型のモチーフ。中に詰め物がしてあります。

他のレースは無理だけど、私もシンプルなかぎ針なら出来る。日本人って、外国の人より今もかぎ針が出来る人多いんじゃないかな、ということからすると。思うよりお値段がするのだけど、コットンの糸の太さと縒り、古びた色もよい。この手のレース、好みです。買ってしまいました。


I like French trims with crocheted fringes or tassels very much.
I hang them on the walls or wear them like necklaces.
Using them vertically makes them look busier and more interesting.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-12 17:38 | レースあそび


白、オフホワイト、生成、エクリュ、アイボリー、クリーム、ベージュ、サンド、トープ、グレー。はちみつ色、ミルクティー色、カフェオレ色、シャンパン色、あと何だろ。

レースやリネン、貝ボタン。



うすいピーチピンクのシルクの襟をフランスの古い刺繍の上に置く。
こんな色も好き。

やっと先週からオークション出品。半年ぶり。
明日は久しぶりの発送。手違いはないだろうか、気に入ってもらえるだろうか。
緊張します。


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Delicately pleated collar with the beautiful embroidery received
from my friend Emma several years ago.
I am a lace maniac, so my pallet is usually filled with
neutral colors, such as ivory, ecru, sand, beige, taupe, etc. etc.,
but I like such colors in the embroidery very much, too!
Thank you, Emma!

# by au_petit_bonheur | 2008-08-12 17:14 | 古いもの

筆無精



自分でも嫌になるほど筆無精です。

字がひどいのもあるけど、目の前のことをのろのろこなしていると、つい、時期を逃してしまうんです。いつも反省ばかり。

春のロンドンでお世話になったお友達にも、メールでお礼を送ったのみ。
何か送りたいなと思っていたのに、今頃になるなんて、恥ずかしい。

海外に送るときは、ストックしている記念切手をこれでもか!と貼る。
お友達は、切手をコラージュ作品に使ってくれたり、息子さんが遊びに利用してくれたりするので、嬉しい。絵心があれば、もっと素敵にレイアウトしたいけど、派手さだけが取り柄です。中身は雑誌と骨董市などで見つけた日本の古いもの。やっと発送。


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気に入ってもらえるかな。

# by au_petit_bonheur | 2008-08-09 16:48 | 日常 非日常

ステンドグラス


気がつくと、昨日が立秋だったんですね。

とはいえ、あと1ヶ月くらいは辛抱でしょうか?
先週行った四万温泉では、夜中は蒲団がもう一枚ほしいほど涼しかった。
エアコンも暑いのも苦手な私は、あと何年東京で夏を過ごせるかと、毎年考えてしまいます。



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古いレースも、湿度と高温が苦手。だから屋根裏は、私がいないときも、エアコンを付けっぱなしです。

屋根裏には南に向いた小さな窓があるんです。賃貸だから釘も打てないし、くもりガラスの小さな窓でも、そのままだと、室温がけっこう上がる。そこで、ほぼ窓と同じ大きさの古い額縁にレースを簡単にはりつけたものを窓枠において、少し日差しをさえぎることにしました。これで随分違います。



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南の強い日差しは繊維をいためるので、そんなに古いものは使わないけど、
光を通すと、ステンドグラスみたいで、美人さんです。



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ここで、もう一ヶ月がんばってもらいます。

Lace placemat taped to the back of wooden frame as a sunshade
for a small window.
Sunlight is filtered through the lace and the lace looks like a piece of
stained glass.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-08 13:12 | レースあそび

ミニミニ

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大きな体して、小さいものが好き。
小さなものをしまっておく、小さな箱や引き出しも好き。


今日は、ミニミニくん達をとりだして、レースリボンの上に並べて遊ぶ。


Insertion lace as a miniature runner for tiny objects which I adore.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-06 14:56 | レースあそび

刺繍の布

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アンティークの刺繍クロス。カットワークで透けるところ、ふっくらした刺繍の所のバランスがきれい。刺繍機による機械刺繍だとおもうけど、立体感と陰影がとてもいいです。

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先日、娘と見た「100万円と苦虫女」。
自分の場所を居心地悪く、「自分探しなんかしたくない、いつも自分はここにいるから」という主人公。彼女は、一人暮らしを始めるにあたって、布をはぎ合わせてカーテンを手作りする。

100万円がたまるごとに、新しい町、新しい部屋、新しい関係を始める彼女。引っ越すと、がらんどうの部屋に、まず、この手作りのカーテンをつるす。

椅子などでなく(まあ、バッグ一つでお引っ越しなので無理なんですが)、軽く風にゆれるカーテンをつるすことで、自分の巣を作るということ、何かわかる!と思いました。

今更一人暮らしもないけど、もしするなら、こんなレースでパッチワークのカーテンを作りたいな。北側に窓がある部屋希望です。


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I like the texture of heavily embroidered fabric. Such fabric will show a
beautiful shade with light.

I saw a movie with my daughter last month. It is about a girl who moves to
a new town and start a new relationship with other people as soon as her bank balance has become up to 1 million yen, which amount, she thinks, guarantees
her living for the time being including the deposit for a new apartment.

When she decided to start living by herself, she made a pair of patchwork
curtains. Each time she moves, she brings them in her bag.
I like the scene she hangs them in the vacant room she has just moved in.

# by au_petit_bonheur | 2008-08-05 17:11 | レースノート

ミルクールレース 

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大好きなボビンレース、19世紀末のフランスのミルクールレース。

デザインは、ブリュージュやブリュッセルなどのボビンレースとよく似ていますが、主にインテリアに使われたレースで、張りのある太めの麻糸でできています。その分、一つのモチーフも大きく、スクロールのパターンがダイナミック。ポストカードと比較で、だいたいの大きさ、お分かり頂けるでしょうか?

お花のモチーフやボタン状のモチーフ(これ、大好き!)もいいです。
少し古びた、麻糸のグレーがかったベージュもきれい。

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デザインを際だたせる、太めの畝糸があしらわれていることも、このレースの特徴なんですけど、お洗濯の後、その畝糸がずれてしまっていることがよくあるんです。見かけが頑丈なものだから、がしゃがしゃ扱われちゃったのでしょうか?
なんだか身につまされちゃいます(えっ???)

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このモチーフも畝糸がずれています。でも、縫い付けて使うとき、補正しながら縫い付けたら、そんなに気にならないと思います。そして、(これまた大好きな)古い貝ボタンやガラスボタンとも相性がとってもいいので、モチーフとともに縫い付けたら、素敵!

無印のトートにあわせて見ましたが、バッグの他、カーディガン(厚手のもののほうがいいかなあ)やTシャツのリメイクや、クッションなどにもいいです。


(最初の投稿時、ミラクールレースとしていましたが、Mirecourtはフランスの地名で、
その日本語表記、ウェブ上で検索してみましたところ、ミラクールよりミルクールが
多いようですので、ミルクールと書き換えました。レースの名称としては日本語では
ヒットしませんでしたし、まだ書籍でもみたことがありません)


ミルクールレース、ここここにもご紹介しています。

# by au_petit_bonheur | 2008-08-04 17:33 | レースノート

はじめまして

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古いもの、中でも昔の人が工夫し、手で作ったものが好きです。
特にレースは大好き。

レースのこと、面白かった本や記事、古いもの、
好きなもの、たまには作ったものなど、作業場の「屋根裏」から、
ノートがわりに書いていきたいと思います。

レースノートの部分は、新しく分かったことを付け加えたり、
間違いがあれば訂正していきたいと思っています。
何かありましたら、教えていただけたら嬉しいです。

東京都在住。

どうぞよろしく!

(画像はアイリッシュクロッシェのドイリーとオレンジの花を模った、
アンティークのワックスフラワーのウェディングヘッドドレス。
アイリッシュクロッシェはシンプルなデザインですが、鎖編みのネットの
かわりに七宝編みの地の模様、そして、十重二十重と(大げさ)、
花びらの重なりが多くて、面白い。クリックでど〜んと特大画像になります。
七宝編みがよく見えます。)


Hi, I am Takako, a craft maniac and am completely into vintage and
antique sewing notions, fabrics, and lace.
I adore the needleworks made by homemakers which
are full of inspirations. I especially like old crochet patterns.
I am living in Tokyo, Japan.

I may put some English in some occasions, but most of the cases,
the texts are written in Japanese only.

If you have any questions or need some explanations on
any of the posts, or, if you need some information on
Japanese textiles related topics which you think I might be
of help to you, please feel free to let me know.
I will try to answer or describe in English as much as I can.

If you prefer your comment to be private, just check the
small square in the lower left hand corner of the comment form.
The larger oblong button in the lower right hand corner
is to send the comment.

Thank you!

# by au_petit_bonheur | 2008-07-26 10:15 | About me