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リボンを染めてみた

老夫婦二人が経営している手芸屋さんが近所にあった。電車で簡単に行けるところに大きな手芸店があるので、町の小さな店には、ちょっと足りないものを買いに行くだけで、どうやって成り立っているんだろうと思ったりもしていた。

その店には昔ながらのくるみボタンの機械があって、服を作る布を持って行くと、同じ布のボタンが出来る。くるみボタンを自分で簡単に作れるキットもあるけど、それより、ふっくら可愛い形のボタン。服の手作りにこだわっていて、いつもボタンを注文しにくる芸能人のお客さんもいるのだとか聞きました。

実はここには、いいなあと目をつけていた古い木製の刺繍糸のディスプレイケースが2つあって、いつか閉店するとき譲ってもらえないかと思っていたのです。そして、いよいよ閉店と聞いてあわてて閉店セールにかけつけたのが数年前の話。


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いきなりケースを売って下さいというのも何なので、刺繍用のクロス、芯地、裏地などを選んでいざ、これから会計、交渉という時、入り口から入ってこられた方に遅れをとってしまった。無念。

買った布は数メーター数あって一巻1,000円という安さだったのだけど、まだそれほど使っていない。でもシルクの裏地もあって、これはきれいでいつか惜しげなく使えると大事にしているのです。



前置きが長くなったけど、さて、本題。この時におまけとして差し出されたリボン数巻。これが化学繊維で蛍光色のピンクやブルーがどぎつくて、どうも私が上手に使いきれるものではないとは思ったのだけど、自然にこちらも手を伸ばし受け取ってしまった。

(娘に1巻きあげたら、くるくる丸めて部屋に飾ったりしていたけど、私がそのままで使うことはなさそう。)

糊がピンピンについている、え〜っと、私が子供の頃プレゼントの包みに花結びにしてかけてあったようなリボン、最後に見たのは娘が小学校の時のチームカラーの印に使われていたもの、といえばどれのことか分かってもらえるかな。

でも、ちょっと苦手な風合も色も、糊を落として色を変えればフランスの古いレーヨンリボンに似た感じになるのではないかと頭のすみっこで思っていたのです。で、やっと今頃になって紅茶で染めてみました。

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染めるときは、普通、水を通して糊などを落としてとやることになっていると思うんだけど、お構いなし、紅茶を煮出した鍋にじかにいれて、媒染もしないで、最後に塩をひとつまみのいい加減なやり方です。

かき混ぜたり、色を見たり、乾いたらどんな感じかなと想像するのが、ちょっと楽しい。何か作るなかで、染色って焼き物と同じく、予想どおりいかないところも面白いのかも知れません。

紅茶の濃さや浸け込む時間、リボンのもとの色の違いでで紅茶色の自然なグラデーションができる。アイロンをかければぱりっとするけど、私はクシュクシュが好みなので、このまま、まっすぐしたい時だけ伸ばしながら使えばいい。

写真はお粗末だけど、なかなかよい感じになりました。そめる前と後ではこのリボン、女っぷりがぐっとあがったと思うのだけど。他の草木染めもやってみたくなった。


☆くるみボタンの機械は譲ってもらえないか聞いたのだけど、それはこれからも頼まれれば作るから売るつもりはないとのことでした。<教訓>物事はそんなに調子よく運ぶはずなし。


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by au_petit_bonheur | 2011-06-30 17:02 | レースあそび

エドワーディアン メモ (1)

昨日の投稿を用意していて、「エドワーディアン」という言葉をもう少しきちんと使う必要があるなと感じていましたが、そのままで投稿してしまいました。


何か書籍からまとまった説明をと思ったのだけど、とりあえず英文wikiのEdwardian eraの説明(詳しかったけど、日本語版にはないみたい)の中から関連箇所の試訳をノートがわりにのせておきます。(飛ばして読んでいるかもしれないので、あとで訂正する可能性大です)


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イギリスにおけるエドワーディアンとはエドワード7世(wiki)の治世である1901年から1910年を指す。

1901年1月、ヴィクトリア女王の死により、女王の息子エドワードが王位継承してヴィクトリアン時代にピリオドを打った。ヴィクトリア女王の時代は、タブーの多い堅苦しい社会だったのに対し、エドワード王は、大陸ヨーロッパのファッショナブルな芸術やファッションの影響を受けたスタイルをつくりだした、当時の流行のファッションリーダーであった:これは、王が旅を好んだことによるところが多いと思われる。

(当時スマートであると認められたいと願っている人々は、王と彼が親しい友人として選んだ人々の服装、話し方、余暇の過ごし方楽しみ方をそのまま模倣しようとした。ここ参照)

この時代、労働者や女性など、それまでの時代には支配層から疎外されてきた社会階層が急激に政治力を持つようになったことにより、政治面で重要な転換があった。

「エドワーディアン」は、場合により、エドワードの死の1910年よりも後まで、時には1912年のタイタニック号の沈没まで、あるいは1914年の第一次世界大戦勃発、またあるいは1918年のドイツの帝政崩壊と終戦、1919年のベルサイユ条約締結までを指すことがある。

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by au_petit_bonheur | 2011-06-29 08:41 | レースノート

フリンジマニア好み ベル・エポックのジャボ付き襟

あっという間に6月も終わりかけ。急に気がついて焦ってしまいました。

梅雨だというのに最近レースのお手入れを少々していたので、「洗おうかな?」箱
の中のレースから。


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ボビンレースと軽くプリーツを寄せたチュールレースを組み合わせ
小さなコロコロのボールフリンジがついたジャボ(胸飾りとでもいいましょうか)。


フリンジがついた襟もありますが、胸元につくジャボの場合
フリンジは動きにつれてよく揺れるので更によい。


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そして、横のラインだけでなく、縦向きにもフリンジが付いているのが
フリンジマニアが特に好むところ☆なのであります。


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全体はこんな風にスタンドカラーにジャボがついている形です。

スタンドカラーはエドワーディアン期のスタイルの特徴の一つ。
エドワーディアン期は厳密に言えばイギリスでエドワード7世が王位についた
1901年から1910年までをさすのだけど、この前後にこうしたスタンドカラー、
フィットしたボディ、しぼったウエストの女性らしいラインを強調した
スタイルが流行った。


この襟はフランスのものなので、エドワーディアンというより
1900年前後を指すベル・エポックの方がふさわしいのかもしれないけれど。

持っている 1890年ころの雑誌"La Mode Illustree" を見てみると、1年分合冊の中の
イラストの半数以上がすでにスタンドカラーになっているので、
スタイルだけからみると1890年頃から1910年前後くらいのものかと思う。


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この小さなフリンジは結びのフリンジ。アップで。


ジャボ付きのスタンドカラーの襟って、アクセサリーのように使いやすくて
かわいいなあと思うのだけど、(首周りが小さそうだけど、後ろにリボンをつけても
いいのじゃないかと思う)この襟、結構経年変色している。

飾るならこのままでも却って面白いかもと思うのだけど、着用するなら洗うべきか。


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やわらかいレースのスタンドカラーを固定するために
襟部分の裏側についているワイヤー。
このワイヤー自体もなんだか好きなものなのだけど、
これがあるために洗う決心が付きにくいのです。


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小さなクロシェボタン3つ首のカーブにあわせて、斜めに並ぶ。


着用するとこんな感じ。


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by au_petit_bonheur | 2011-06-28 23:37 | ディテール

お知らせ

またまた投稿が滞りがちになっております。
そろそろと思っていましたところ、昨夜パソコンを壊してしまいました。
ただいま娘のパソコンからですが、
修理に1週間程度かかるようで、その間投稿、メールチェックなど
できませんので、よろしくお願いします。

by au_petit_bonheur | 2011-06-06 23:10 | 日常 非日常