カテゴリ:パターン・素材・資料( 12 )

フランスの刺繍のデッサン、レースの型紙など

今年の旅行中、V&Aのオピニオン・サービスに初めて行きました。

毎月第一火曜日の午後2時半から5時まで、自分の持っている古いものを持って行くと、専門家の意見が聞けるというサービスなのです。すごく大雑把な言い方をすると評価額の提示のない「なんでも鑑定団」みたいな感じでしょうか。


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予約不要。サービス当日博物館の受付でオピニオン・サービスに来た旨、そして何を持ってきたかを伝えると、どこに行けばいいか、担当の部署と場所を教えてくれる。時間まで担当の部署の前で待ち、時間になったら順番に部屋に通されて、また細かく相談内容を話すと、一番ふさわしいと思われるキュレーターに面会できるという手順なのです。

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(多分ニードルレース用の赤ずきんちゃんのパターン。リンクを付けるのはバツが悪いけど、こんな感じになるのだと想像)



Flickrにアップしました。 個々の写真のページ、左上のActionからView All Sizesで更に大きな画像で見ていただけます。

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by au_petit_bonheur | 2012-11-16 01:45 | パターン・素材・資料

Sajou他アンティーク刺繍パターンブックのフリーチャートサイト


少し前になりますが、ハンドメイド通の友達(名前は伏せてということでしたが、ヒントは画像のどこかに 笑)から素晴らしいブログを紹介していただきました。

Free Historic Old Pattern Books(本当はもっと長いけど)

アメリカ、テネシー州にすむ、Ramziさんのブログです。
古い刺繍ののパターンブックを集めて、それを3種のソフトウェア、Easy Cross, Pattern Maker, PCStitchそれぞれのチャートにして、フリーで公開しています。このソフトがなくても、刺繍をされる方、そして古いパターンが好きな方には、嬉しいチャートばかりのはず!


Alexandre、L.V.、Rouyer、Sajouなどのパターンブックをコレクションされていますが、中でもSajouは沢山。最初の表で、黄色は既にパターンを起こして、ブログで紹介済み、緑は持っているけどまだ、これから紹介してくださる予定のもののようです。


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「今までFree ChartsやFree Booksにお世話になってきたので、これは、ほんのお返し。」とのことです。かなり大変な作業のように思えますが、いい人だ〜。
こういう人を知ると、ブログを始めていて、次に伝言できてよかったなあと思う。
日本からのアクセスも5000余りあるようなので、クロスステッチをされる方には知られているサイトなのかも。まだでしたら、是非!
参考リンク集にも追加しておきます。

ソフトウェアについての知識は全くありませんので、何か補足した方がいいことがありましたら、教えてください。


画像はウクライナの刺繍から。
同じグループのクロスステッチでロシアの刺繍のいいパターンブックも紹介されています。


娘が今日から友だちと二人で2泊5日(往復夜行バス利用、ホテルも受験生用の安いプランを探したらしく、かなりエコノミー)の京都旅行へと旅立ちました。私のデジカメを貸したので、しばらく写真がとれず、今週は多分更新できません。

by au_petit_bonheur | 2010-03-08 15:33 | パターン・素材・資料

誰?


この日の刺繍デッサンシートと仲間なんだけど、
ちょっとペンのタッチが違う。違う人によるもの?


こんな剽軽なお方、何に刺繍されたのでしょう?
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こんな人もいるのですが。
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もうすぐ、娘の高校の卒業式。
制服がない学校なので、卒業式も何を着てもいいのだけど、
女子の9割が袴なのだそうです。びっくり。
我が家は洋服。

只今、娘が付ける髪飾りを作ろうと、材料を物色中。
黒のチュールベース、派手目にするつもりなのだ!
久しぶりなので、どうなるか?

by au_petit_bonheur | 2010-02-28 18:05 | パターン・素材・資料

ヴィクトリアンモノグラムデザイン

先日、カテゴリに移したリンク先で遊んでいて見つけた画像を2枚。
Picture Collection Onlineから。

私は画像を借りてくるときは、経由もとのブログにコメント、作家本人に投稿しましたメールを送って、もし不都合があれば削除しますと伝えているのですけど、ここの画像は、営利目的でなく、研究(?)利用なら自由に使っていいはず。

(とはいっても、海外のブログの場合自分の作品やブログの宣伝になるので、
たいていの方はリンク元さえ明らかになっていれば歓迎のようです。
コピーライトがうるさそう、というときは聞いた方がいいと思いますが。
日本は、難しそうですね)

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タイトルはヴィクトリアンモノグラムデザインとなっていますが、
1870年、フランスで刊行されたデザイン集からの1枚。

刺繍にしては、ちょっと雰囲気が違うと思いませんか?
hairworkのためのデザインなんです。

hairworkは19世紀半ばに流行した手芸で、家族、友人などの髪を使って
織ったり、組んだり(組紐そっくり)さまざまな手法で、アクセサリーや
飾り物などを作ったもの。
故人の遺髪で作る場合も多かったよう。

ここここでいろいろな写真が見られます。

面白い記事がいろいろあるので、Victoriana Magazine.Comのウェブサイトも
リストに加えておきます。

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ぼやぼやしていて気づいたら、「愛のヴィクトリアンジュエリー展」
おとといまでだった。
きっと展示されていたんでしょうね。ワックスフラワーも見たかったのだけど。
会期が長いと、やってしまいます。残念。

by au_petit_bonheur | 2010-02-23 12:06 | パターン・素材・資料

フランスの刺繍デッサンシート

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フランス、19世紀の刺繍のデザイン画。
黄ばんだトレーシングペーパーにペン書き。
トレーシングペーパーやグラシン紙のような半透明の紙が
大好きなので、それが古びた上、更ににレースや刺繍の図案となると
好きの2乗3乗。

ハンカチかな?ナプキンかな?それともタオル?
実際のサイズは画像より小さいので、
シーツとか、テーブルクロス、ピローなどではないと思う。
いずれにしても上手(じょうて)のものの図案だと思われます。
この拡大したサイズで見ても、緻密な線に迷いがなく、
図案を描くのも熟練が必要なのでしょうね。


みっちり盛り上がったフランスのホワイトワーク、実物もうっとりだけど、
図案から想像するのも、また楽しいもの。

サテンステッチがこんもり刺してあって、ラインのところは、
しずんでいるのね、点々はサンディングというのでしたっけ、
こまかなシードステッチなのよね〜、などと、じっと見ていると
頭の中で刺繍が立ち上がってきます。

「イニシャルとモノグラムの刺繍」などを手に、想像して
立体化させてみて下さいませ。

19th century hand-drawn pattern for Broderie Blanche, or French whitework embroidery,
possibly meant for handkerchiefs or napkins?

by au_petit_bonheur | 2010-02-17 12:08 | パターン・素材・資料

The Book of Fine Linen


昨日、まさか今頃春一番?という大風が吹いていたと思ったら、
今日の午後、外は、いつの季節かとまどうほど空気が生暖かかった。
この季節にこんなの、初めて。

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The Book of Fine Linen (← アマゾン)
Francoise de Bonneville 著 
Flammarion 1999年刊
英語
フランス語版の翻訳です。








リネンならこの本!と思いますので、お持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ハウスリネン、繊維、お手入れの歴史、そして、リネンに施された刺繍など、文章だけでなく、
美しい写真満載なので、リネンが好きな方、刺繍が好きな方には、
読んで、見て、ワクワクのおすすめですが、絶版になってしまったのでしょうか。
気軽におすすめとは書きにくい値段ですね。

今日この本を取り出してきたのは、先日の投稿のマリア・ピア王妃の実家、イタリアのサヴォイア家のことが、何か書いてあった気がしたから。



これは、この本に紹介されていたサヴォイア家の紋章。
16世紀、ダマスク織りの技法が開発されてから、貴族の間では、
その家の紋章をハウスリネンに織り込むことが習いとなったのだということですが、
そのためのスケッチで19世紀のものだそう。

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ダマスク専門のFrette社(1860年創業)によるもので、この会社は
他にもBorghese家、Colonna家、そして、ヴィスコンティ家などの
イタリアの名家を顧客に持ち、またオリエント急行の寝台車のリネンも
担当したとのことです。

他にも何か記載があった気がするので、じっくり読みなおさなければ。
続きます。(きっと)

by au_petit_bonheur | 2010-02-09 13:54 | パターン・素材・資料

JOURNAL DES DEMOISELLES


ブックマークを整理していたら、ブログJOURNAL DES DEMOISELLES
思い出したので、忘れる前にこちらにご紹介しておきます。


古いモード誌のパターン、私も好きなのですが、
こうやってこつこつタイプして紹介する人、すごいなあ。

自分が大好きな情報があるとして、同じものを好きな人が他にもいるのではないか、
その情報をアップすれば、そういう人の役に立つのではないか、という気持ち、
すごく理解できるけど、この読みやすいタイプ、自分がやると思うと、とても大変です。


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これ、好きなパターンです。
画像をお借りしてきましたが、本家はクリックすると、かなり拡大アップできるようになっていますので、雑誌実物を見るより分かりやすいかも知れません。

"Le Journal des Demoiselles"の1894年と1901年からの紹介が主なようですが、年号のタグが付いているのも親切です。


この方、他にも古い小説を筆写(?)したブログと毎週日曜更新(らしい)古い謎解きの絵のサイトRÉBUS も始められた模様。日本の判じ絵 ←google images(「かまわぬ」みたいな)のようなもの?

古い手仕事のデザイン好きの方、もし、まだでしたら、必見です。
右にもリンクしておきます!

by au_petit_bonheur | 2010-02-02 15:25 | パターン・素材・資料

フランス語の編みもの用語は

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「糸の宝石」展の案内を拡大しながら、手書きの文字を解読しようと試みていました。
(どうやら実物を見るのが待てないいらしい 笑)

そして、サーチ中、またまた親切な方のサイトを見つけたのでご報告。
こちらTricot et Crochet franco-japonais

このサイトは「編物好きの日本人とフランス人の橋渡しを目的として作られました。
日本語とフランス語の編物用語を相互対応させ、それぞれの言語の教本を解読し、
作品作りに役立ててゆくのが目標です。」とあります。作られたのはharicotさん、
大拍手!そして、ありがとうございます!

リンクしたのは編み物用語のところですが、編み記号などのページもあります。


******

白熱灯モードで撮影したら、台紙がピンクはピンクなんだけど、変な色になってしまった
手持ちのかぎ針サンプラーの一部。
18世紀ものかもなどと言われて眉につばをしながら買いましたが、
持っている中でも糸が細い方、あ、トーションのコピーをしようとしたのね、とか
他のハンドメイドレースの模倣したと見えるデザインが多く入っています。

右中心のレース(この日の投稿1枚目の画像左から2番目に見えているピコットコードを使ったデザイン)は、ロシアレースを模倣したのかな?この日のサンプラーにも入っていますが、好きなデザインです。ユキ・パリスさんの展覧会に飾られていた、フレーム入りのサンプルコレクションにもこのコードを使ったものが入っていましたが、年代は19世紀半ばとありました。盛んに作られたのは19世紀末〜20世紀初頭くらいかなあと思っていましたが、サンプラー集ってそのくらいまで遡れるのだと知りました。
これも、糸や雰囲気は似ていると思いますが、不明。

全体像はいつか(いつか?)あらためて。(だって写真が変なんだもん!)

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by au_petit_bonheur | 2009-11-30 12:10 | パターン・素材・資料

テープレースのデザインブック


日光写真のキットが届きました。
もうお気付きと思いますが、(parabora drillさん、猫母さんもコメントで
触れておられましたが)私が青写真で写してみようと思ったのはやはり、レース。
(おやおや、キットの説明にもお勧めの素材としてあげてありました。)


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古い押し花標本、なかなか気に入った物が見つからないでいるので、
Anna Atkinsの植物の青写真をみて、自分で青写真の植物標本を作ればいいなあと
思ったのですが、レースも同じように標本ができるぞ、レースで標本といえば
サンプラーだ!と思っているわけです。

1835年カロタイプの日光写真を発明したイギリス人タルボット(彼は1839年出版の著書で青写真のことをphotogenic drawingと呼ぶ)の作品に写されたのもこのページによると、レースと羽根。そういえば、プリントゴッコにも向きますし、レースって単色で表現するにはぴったりですものね。

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tape lace design album around 1900 in blueprint

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これは持っている古いテープレースのデザインブック。
一枚に1パターンが青写真で写し取られて、6枚がつづられています。


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手書きの型紙もありますが、古い複写法として、設計図面として使われた
青写真、レースのデザインを写すにもうってつけ。


1枚1枚G.de Pape(何だろう?レース屋さん?)という名とパリの住所が
左端にスタンプで押され、右端にlacetとTulleの品番などが記されています。
lacetというのはこの日の投稿に並べたような、既成のプレーンなレーステープ。
それに既成のチュール(ネットレース)を組み合わせて、ところどころ
ニードルレースのかがりを使って作るんですね。


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子ども時代の青写真の記憶は、頭の後ろが日に照らされてちりちりして、
熱いブロック塀をトカゲが這っているような真夏の日。
これからの季節に作るのはいかがなものか?
今日はいい具合に晴れていたのに、見送ってしまったので、
次の晴れた日に1つ試してみるつもりです。

どんなレースを使おうか?


パターンブック、他のページはこんな感じ。

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by au_petit_bonheur | 2009-11-09 14:49 | パターン・素材・資料

英語でかぎ針編み 

かぎ針編みに関心のない方、続いてすみません。
何分にも「かぎ針マニア」なものですから。

先日の古い海外のチャートをダウンロードして、いざ、編んでみようと思われたとき、
日本の見やすいチャートとシステムがまったく違うので、編みにくいかなあ、
いつか簡単な対照表でも作ろうか、と思っておりましたが、
ウェブで検索すると、いいサイトがありましたので、ご紹介。

辞書のページもありますし、一つ一つ説明文を日本語に直してあるページもあります。
説明してあるドイリーを編まない場合でも、文章中の表現ではどうなるのか
参考になりそうです。

こちらです。
bonita

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夏は苦手ですが、こんな中途半端な夏でいいのでしょうか?
今年、朝7時代でも何とか犬の散歩に出られる日がけっこうあります。

今「屋根裏」の入り口においてある「夏」グッズ。
木で出来た船はこの日大江戸骨董市で。かわいい水兵さん(小さなヨットを持っているのです)と女の子はここで見つけた。
薬壜には紙香水を入れて香を閉じこめてある。
(なんだか変な向き)海岸に流れ着いた手紙のつもりであります。

by au_petit_bonheur | 2009-08-05 18:32 | パターン・素材・資料