カテゴリ:サンプラー( 9 )

ホニトンレースのサンプル帳

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小さな青い紙を綴じ合わせたボビンレースの練習帳。 表紙には「LACE」の手書き文字。

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“1st Lesson Dec. 4th 1902”
ホニトンの普及品に見られる一筆がきの花丸みたいなお花。でも既にtally(日本のレース用語ではなんと呼ぶのでしょう)入り。

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“2nd Lesson Dec. 11th 1902”

イギリスで見つけたのもあって、ホニトンのサンプラーと書きましたが、このページはデュセス(デュシェス)っぽい。

作らないで見るだけの者から見ると、ホニトンとデュセスは技法、糸の雰囲気や太さなどはよく似ていて、違いはデザインという印象なんですが、どうなんでしょう?教えてください。


私のイメージでは二つのボビンレースを比べると、

レースの一大生産地でデザイナーも多かったブリュッセルのデュセスに比べて、ホニトンのモチーフは一筆書きのようなデザインも多くて、パディングコードを繋げてデザインするアイリッシュクロッシェに似た雰囲気のデザインのものがある。

うまく説明できないけど、薔薇の花が違う。ホニトンはtallyが花芯にあしらってある。花びらの重ね方が違う。ホニトンの薔薇の花の描き方は、トールペイントでいうとアッセンデルフトの薔薇みたい(....とこれまた門外漢の感想)

また、上級品でいうと、ポワンドガーズが同じ町で作られたデュセスは、立体にするのはポワンドガーズにほぼ譲った?のに対して、ホニトンはチョウチョや鳥、花びらなどレースを重ねて立体にするものも多い

という感じなんですが。





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スズランの花2輪。他は何の花?

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リボンのモチーフ。
挟まっていたサンプルには“Intentional Twists in middle of this”と“E.M.Field First Lesson Dec.4th 1902”のメモ書き。(ここではなく、最初のページと併せて写真をとるべき ^^;)


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(そして上の写真では隠れて見えないけど)このページには“3rd Lesson”の文字。
どうやら週一回のレース・レッスンみたいです。。

一回目のレッスン内容といい、進度といい、既に心得がある人だと思う。
手慣れた手書き文字からすると、職人養成のクラスというより、趣味のレース作りなのかな?


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葉書くらいの大きさ。スズラン一枚は縫いつけてないので、ちょっと葉書の上に置いてみました。



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by au_petit_bonheur | 2013-03-22 14:28 | サンプラー

見つけた!

まだまだ暑い日が続きますが、日が落ちてからは気持ちのよい風にほっとすることも多くなって来ました。お元気ですか。

私は夏の初めに体調を崩してから、いつも以上にのんびりペースで生活していました。色々おしゃべりしたいことはあったのだけど、ブログもTwitterも休んでいる間に8月も終わりかけています。骨董市に出店しない8月には、持っている資料や図案の整理をしたいとか、参考リンクをまとめ直したいとか、ものを見やすくならべなおして、リアル(ミニミニ)屋根裏ショップをしたいとか、色々考えていたのだけど、すべて手付かず。あ〜あ、な夏でしたが、気を取り直して行きたいと思います。



久しぶりにウェブを巡回していて、こんな図案を見つけました。

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Dentelle et Papillonさんより 画像転載承諾済み)

メダイヨンのレーステープ(上記リンク先での呼称)とボビンレース。
La mode Illustréeの1901年10月(週刊誌のはずだけど、どの週のものかは不明)に掲載されていたものだとのことです。

クロッシェレースやニードルレース(この場合、プリンセスレースを含むバテンレースタイプのテープレースですね)やチュールと併せて(プリンセスレースなど)使われているのは見たことがあるけど(関連記事***)、ボビンレースと組み合わせるのは珍しいしきれい!とブログ主のMeriemさん。

ところで、このデザイン、どこかで見た覚えがある。
これ!

ちょっと嬉しい。

by au_petit_bonheur | 2012-08-29 11:22 | サンプラー

Flickrはじめました

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何か作られる時に参考に使って頂けたらなあと、今までブログにもなるべく大きめの画像でアップしていたのですが、最近エキサイトはサイズを自動調整するようになって、画像クリック→拡大ができなくなったみたい。大きな画像で見てもらうのにどこがいいかな?と試しにFlickrを始めて見ました。idだけは随分前に取ってあったのです。(twitpicはもっと大きくなるのだけど、最近調子が悪いみたい)

もともと下手写真の上、デザインが分かりやすいように真上からの写真ばかりで何だかな〜なんですが、よかったら見てくださいね。昔のものらしい、面白いデザインが沢山入ったクロッシェのサンプラーはモチーフごとに写真を取ったので、いつかこちらで見て頂けたらとは思っているのです。

このサンプラー、17日の大江戸骨董市で見ていただこうと思っていたのですが雨で中止。7月のルーサイトギャラリーの骨董市に持って行こうと思っています。


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(例えば、このマーガレット、立ち上がった真ん中の部分が面白いです♪)

by au_petit_bonheur | 2012-06-27 05:58 | サンプラー

ボビンレースのサンプル

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昨日たまたま同時にログインしていた猫母さんとツイッター上でお話していて、
ボビンレースのサンプラーの話が出ましたので、持っている中から
ボビンレースのサンプル2点。
イギリスに残っていた19世紀と思われるかぎ針のサンプルブックに入っていたものなのだけど、ボビンレースもこの断片感がよくないですか?

古いボビンレースのサンプルブックは、分厚いセールスマン・サンプルや、それをページごとにバラした物などは時々見かけるのだけど、個人が一つずつ練習して集めて作ったなあというものは、かぎ針に比べてずっと少ない。それは、家庭で手作りされるより、職人の仕事が中心だったからなのだろうと想像するのだけど。

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by au_petit_bonheur | 2011-05-06 12:51 | サンプラー

19世紀のクロシェ編みサンプルブック

19世紀のレースのサンプルブック。

最初の画像をクリックして、あとは、下のnextで進むと見やすいです。

カナダの19世紀後半、1870-1899のものとのことです。
素材は、コットン、レーヨン、リネン。

比較的ゆるめの手ですね。すごく上手という訳ではないけど、
いろんなパターンを集めて、かわいらしい。

タッティングはけっこう古そうだけど、かぎ針編みのもの、一枚だけだったら
いつのものか?と思うところ。でも、古いペチコートについていたり、
よく見かけるパターンがいくつか入っています。
ピコットコードが使われているもの(image4右ページ右中)もありますね。
方眼編みも結構多い。
細編みだけの、ほとんどニードルレースのモチーフそっくりのものもある。
(image3の右ページ左上)

同じデザインが全部この頃という訳ではないと思いますが、
こんなパターン、この頃にはあったのだ、とか
色糸、レーヨン糸、この頃、こんな色やテクスチャーのものが
使われていたんだという参考に、画像だけでも集めたい。


Textile Museum of Canadaのコレクションより。
リンクにも追加しておきます。

by au_petit_bonheur | 2010-02-24 11:23 | サンプラー

小さなクロスステッチのサンプラー

今夜は雪とか。どうやら積もるらしい。
嬉しいような、怖いような。(あら、山本リンダ? 笑)

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iphoto より。
フランスの古いクロスステッチ・サンプラー3枚。
サンプラーというより、何といいましょうか、刺繍練習端布(?)

アルファベット全部そろった、フォーマルなサンプラーより、
ちょこっと切れ端に練習してみましたという感じが、大変好きなのですが、
オークションでは人気がなかった。
(1枚だけもいいけど、3枚集合が可愛いかな、とセットにしたのだけど。)

写真もタイトルも問題があったかも知れないけど、
クロスステッチなら、皆さん出来るから、もっと細かいオーセンティックな
ものじゃないと要らないってことかな。

字体もかわいいし、まわりのほつれ止めのかがりも、アバウトでいい。
「もの」としてのかわいさがあふれていると思うのだけど。


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「サジューのお裁縫箱」のいくつかのページで、同様の刺繍端布がスタイリングに使ってあるのを見つけて、ちょっと溜飲を下げる。(だからどうということではないけど)
お裁縫道具と一緒に飾ったり、フレームに入れないで、壁に直にはったり、
気軽に身近において、楽しめると思うのです。

「サジューのお裁縫箱 2」
(フレデリック・クレスタン-ビエのフランス・アンティーク糸の世界)
春頃と思っていたら、もう出版された模様です。早速見てみなければ。

by au_petit_bonheur | 2010-02-01 15:09 | サンプラー

「糸の宝石」展

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larger image here

昨日買った装苑2010年1月号で見つけたので、急いでお知らせ。

一昨年の秋頃だったでしょうか、ku:nelで tamiser の方のかぎ針のサンプラーが紹介されていました。サンプラー大好きでも出不精の私、2月頃になって、もうあるわけないよね、と思いながらのこのこお店に行ったのです。ご本人は買い付け旅行中だったのですが、お店にいらした方からあのサンプラーはいつか展示をされる予定らしいと教えていただき、楽しみにしていました。

展示はリムアート
2009年12月8日(火)~12月13日(日)
12:00~20:00(最終日のみ19:00まで)

この案内で見ると(雑誌に紹介されていたのもそうだったけど)細い糸で、かっちり編まれたそして、古いいいパターンばかり。また手書きの文字がよいですね。

あわせて本も出版されるそうです。
「 パリのとある蚤の市で出会った美しいレース編みと記録の数々。ひもとけば、そこには惹かれるだけの深い歴史がありました。残された繊細なレース編みのすべてを紹介し、その歴史に思いを馳せ、「糸の宝石」(ラトルズ)という本ができました。本とともに美しい数々の記録を展示販売し、みなさんのお手元にお届けしたいと思います。」ウェブサイトより


実物も欲しいけど。本を何冊か買ってがまんしよう。まだアマゾンにものっていないけど、「糸の宝石」12月5日ラトルズ刊 となっています。


(発売日より少し早く発売される本が多いのに、会にあわせての発売なのでしょうね。昨日たまたまラトルズの本が沢山あるところで本を見ていたのに、まだありませんでした。早く見たい!)

Exhibition of French crochet samplers collected by the owner of
an antique gallery tamiser
Handwritten notes are as beautiful as the samles.
A book on these samplers is going to be published shortly.

by au_petit_bonheur | 2009-11-29 15:15 | サンプラー

カットワークのお稽古


暑い!と書いた翌日から、あらあら、雨曇りになって
一昨日の皆既日食、どうせ見えないでしょうと思っていたら、
近所の西友あたりで沢山の人が空を見上げていた。
え、見えるの?とみんなが見ている方角を見上げるも、太陽は雲の中。
でも、直前、少し見えたんだそうです。残念。

いつもは当たり前のものとして、意識もしていない太陽だけど、
一瞬隠れることによって、その存在を明らかにする日食。
太古の人だったら、踊り祈るに決まってますね。
ちょっとそうしてみたい気もしました。

今日は暑かった。

今年もカタツムリが沢山います。
小さなのも何匹もいて、鉢植えの葉っぱを食い荒らしているのは
多分この方たち。


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レース、中でもカットワークのレースは、
透かしが糸のレースに比べて少ないにもかかわらず、
日傘、夏服、昔の記憶のせいでしょうか、光と影をくっきりさせて、
涼しげ、夏に似合う。


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アメリカ、ワシントン州の教会で売られていたレースのセットの一部。

ほぼ同じサイズ、大きめの栞といった感じのカットワークサンプル。
何となく、それぞれ手の癖が違う気がしていて、同じ人でなくて、
全部別々の人が作ったのではないかと思っています。

かなり前に見つけたものだけど、その後、色々調べていて、
ニューヨークに20世紀の初めにイタリア系のレースを教える学校が作られたという
記事を読んで、もしかして、そういった学校が西海岸のワシントン州にも
あったのかもとも思えます。

他にイタリア風のニードルレースやボビンレースも、そして
このカットワークサンプルのように初心者のものと思われるものと一緒に
上級者あるいはお手本?というような凝ったレースも混じった、不思議なセット。



いい手だなあと思うハンドメイドもの大好きなのですが、
こんな素朴なサンプル、かえって、作り手の姿が目に浮かぶように思えて、
またまた好きなものです。

周囲のドロンワークだけで中のデザイン部分がないものがあったので、それは
洗ってみた。洗うともっと綺麗になるし、洗える状態のようですが、
どこかに忘れられ、ずっと眠ったままだったその雰囲気がゆかしくて、
まだ洗いもアイロンもかけていない、見つけた時のままです。

一枚ずつ横長の小さなフレームに入れたのを並べるのも、大きなフレームに
びっしり並べるのもいいなあ。


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全12枚別々に写真をとってみました。
フレームに合わせてみたら、余計でした。
上のようにバックが木の方がデザインが分かりやすかったですね。

お好きなデザイン1枚くらい刺繍してみてはいかがでしょう?
(私もしてみたいと思いつつ、まだ手を付けていません。
素朴だなんて言っておいて、自分ではこうは出来ないに決まってます)

でもこんなサンプルを見ると、自分で作ってみたくなる。
そして、自分で自由にデザインするのも簡単そうに思えてきませんか?

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by au_petit_bonheur | 2009-07-25 17:44 | サンプラー

my collection ♪

月例のN福中年手芸部、今回は私の屋根裏に集まりました。
何しろ狭いので、文字通り膝をつき合わしてのミーティング。
みんなが縫い物を広げるような場所はないので、うちでは、私が少し
持っているレースなどを見ていただく会にさせてもらっています。

レースを出すので、せっかくお菓子をおみやげにいただいても、
飲み物しか出さない、もてなしの悪い我が家。
でも、わいわい楽しかった。


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今回はサンプラー中心に出して見てもらいました。

友だちには「まったく、コレクターね〜」といつもからかわれるのですが、
レースは、もともと、使おうと思って集めていたのが、30代末から老眼がはじまり、
集中力もおち、使うのが追いつかなくなってきて、そのうち、
レースについて調べることが楽しくなって、新しいことを知りたいと
手にするうちに更に増えて、となりゆきなので、
自分ではコレクションしている意識はないのです。

だから、家にあるものは、主に、使いやすいな〜、使ったら面白いな〜
と思ったものと、もう一つは、こういうテクニックやパターン、
残しておけたら楽しいのにと思える、ホームメイドタイプのもの。
そういう流れで、唯一、意識的に集めたいと思っているのが、
(主にかぎ針の)サンプラー。特にアルバム状になった見本帳。
時々あるのですけど、デザイン、サンプルの数、編み手の巧拙、いろいろで、
気に入ったものには、なかなか巡り会えません。


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昨日も写真を撮ってみたのですが、うまくとれなくて。
たっくさんの写真が続きますが、いつか、ページごとアップで見ていただくのも
いいかなあと思っています。
このパターン、あるいはページをアップでというご希望があれば、お知らせ下さいね。


French crochet sampler album from 1910s-1920s which I adore.
I would like to make charts for crocheting with my favorite old samples
someday in the future.

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by au_petit_bonheur | 2008-11-07 17:33 | サンプラー