2010年 02月 09日
The Book of Fine Linen
昨日、まさか今頃春一番?という大風が吹いていたと思ったら、
今日の午後、外は、いつの季節かとまどうほど空気が生暖かかった。
この季節にこんなの、初めて。
The Book of Fine Linen (← アマゾン)
Francoise de Bonneville 著
Flammarion 1999年刊
英語
フランス語版の翻訳です。
リネンならこの本!と思いますので、お持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ハウスリネン、繊維、お手入れの歴史、そして、リネンに施された刺繍など、文章だけでなく、
美しい写真満載なので、リネンが好きな方、刺繍が好きな方には、
読んで、見て、ワクワクのおすすめですが、絶版になってしまったのでしょうか。
気軽におすすめとは書きにくい値段ですね。
今日この本を取り出してきたのは、先日の投稿のマリア・ピア王妃の実家、イタリアのサヴォイア家のことが、何か書いてあった気がしたから。
これは、この本に紹介されていたサヴォイア家の紋章。
16世紀、ダマスク織りの技法が開発されてから、貴族の間では、
その家の紋章をハウスリネンに織り込むことが習いとなったのだということですが、
そのためのスケッチで19世紀のものだそう。
ダマスク専門のFrette社(1860年創業)によるもので、この会社は
他にもBorghese家、Colonna家、そして、ヴィスコンティ家などの
イタリアの名家を顧客に持ち、またオリエント急行の寝台車のリネンも
担当したとのことです。
他にも何か記載があった気がするので、じっくり読みなおさなければ。
続きます。(きっと)
by au_petit_bonheur | 2010-02-09 13:54 | パターン・素材・資料