2009年 11月 09日
テープレースのデザインブック
日光写真のキットが届きました。
もうお気付きと思いますが、(parabora drillさん、猫母さんもコメントで
触れておられましたが)私が青写真で写してみようと思ったのはやはり、レース。
(おやおや、キットの説明にもお勧めの素材としてあげてありました。)
古い押し花標本、なかなか気に入った物が見つからないでいるので、
Anna Atkinsの植物の青写真をみて、自分で青写真の植物標本を作ればいいなあと
思ったのですが、レースも同じように標本ができるぞ、レースで標本といえば
サンプラーだ!と思っているわけです。
1835年カロタイプの日光写真を発明したイギリス人タルボット(彼は1839年出版の著書で青写真のことをphotogenic drawingと呼ぶ)の作品に写されたのもこのページによると、レースと羽根。そういえば、プリントゴッコにも向きますし、レースって単色で表現するにはぴったりですものね。
tape lace design album around 1900 in blueprint
これは持っている古いテープレースのデザインブック。
一枚に1パターンが青写真で写し取られて、6枚がつづられています。
手書きの型紙もありますが、古い複写法として、設計図面として使われた
青写真、レースのデザインを写すにもうってつけ。
1枚1枚G.de Pape(何だろう?レース屋さん?)という名とパリの住所が
左端にスタンプで押され、右端にlacetとTulleの品番などが記されています。
lacetというのはこの日の投稿に並べたような、既成のプレーンなレーステープ。
それに既成のチュール(ネットレース)を組み合わせて、ところどころ
ニードルレースのかがりを使って作るんですね。
子ども時代の青写真の記憶は、頭の後ろが日に照らされてちりちりして、
熱いブロック塀をトカゲが這っているような真夏の日。
これからの季節に作るのはいかがなものか?
今日はいい具合に晴れていたのに、見送ってしまったので、
次の晴れた日に1つ試してみるつもりです。
どんなレースを使おうか?
パターンブック、他のページはこんな感じ。
by au_petit_bonheur | 2009-11-09 14:49 | パターン・素材・資料