2009年 07月 25日
カットワークのお稽古
暑い!と書いた翌日から、あらあら、雨曇りになって
一昨日の皆既日食、どうせ見えないでしょうと思っていたら、
近所の西友あたりで沢山の人が空を見上げていた。
え、見えるの?とみんなが見ている方角を見上げるも、太陽は雲の中。
でも、直前、少し見えたんだそうです。残念。
いつもは当たり前のものとして、意識もしていない太陽だけど、
一瞬隠れることによって、その存在を明らかにする日食。
太古の人だったら、踊り祈るに決まってますね。
ちょっとそうしてみたい気もしました。
今日は暑かった。
今年もカタツムリが沢山います。
小さなのも何匹もいて、鉢植えの葉っぱを食い荒らしているのは
多分この方たち。
レース、中でもカットワークのレースは、
透かしが糸のレースに比べて少ないにもかかわらず、
日傘、夏服、昔の記憶のせいでしょうか、光と影をくっきりさせて、
涼しげ、夏に似合う。
アメリカ、ワシントン州の教会で売られていたレースのセットの一部。
ほぼ同じサイズ、大きめの栞といった感じのカットワークサンプル。
何となく、それぞれ手の癖が違う気がしていて、同じ人でなくて、
全部別々の人が作ったのではないかと思っています。
かなり前に見つけたものだけど、その後、色々調べていて、
ニューヨークに20世紀の初めにイタリア系のレースを教える学校が作られたという
記事を読んで、もしかして、そういった学校が西海岸のワシントン州にも
あったのかもとも思えます。
他にイタリア風のニードルレースやボビンレースも、そして
このカットワークサンプルのように初心者のものと思われるものと一緒に
上級者あるいはお手本?というような凝ったレースも混じった、不思議なセット。
いい手だなあと思うハンドメイドもの大好きなのですが、
こんな素朴なサンプル、かえって、作り手の姿が目に浮かぶように思えて、
またまた好きなものです。
周囲のドロンワークだけで中のデザイン部分がないものがあったので、それは
洗ってみた。洗うともっと綺麗になるし、洗える状態のようですが、
どこかに忘れられ、ずっと眠ったままだったその雰囲気がゆかしくて、
まだ洗いもアイロンもかけていない、見つけた時のままです。
一枚ずつ横長の小さなフレームに入れたのを並べるのも、大きなフレームに
びっしり並べるのもいいなあ。
全12枚別々に写真をとってみました。
フレームに合わせてみたら、余計でした。
上のようにバックが木の方がデザインが分かりやすかったですね。
お好きなデザイン1枚くらい刺繍してみてはいかがでしょう?
(私もしてみたいと思いつつ、まだ手を付けていません。
素朴だなんて言っておいて、自分ではこうは出来ないに決まってます)
でもこんなサンプルを見ると、自分で作ってみたくなる。
そして、自分で自由にデザインするのも簡単そうに思えてきませんか?
by au_petit_bonheur | 2009-07-25 17:44 | サンプラー