IE9ピン留め

傷だらけのノルマンディーレース

ノルマンディーレースは、始めの頃、フランスのノルマンディー地方やブルターニュ地方のボンネット(ボネ)に施されたホワイトワーク刺繍を再利用して作られることが多かったことから名付けられたと以前の投稿に書きました。今日のノルマンディーレースはまさにそのボネの刺繍を集めて作られているものです。薄く透けるようなモスリン地に緻密な刺繍。

全円が5枚、半円が12枚、2/3円が4枚、沢山の刺繍の見本のようなテーブルクロス。親戚中のボネを集めてきたのかと想像が膨らみます。

twitpicは拡大表示ができるので、少々ピンぼけですが(泣)そちらにもアップしてみました。ここ。この投稿の画像のいくつかは下に拡大画像のリンクを付けました。他の画像はよかったら、上記リンクから画像⇒View Full Sizeで見て下さいね。



拡大すると、肉眼でははっきりわからない補修までよく見える。ニードルレースの手法で施されたカットワーク部分の飾りや、細かいのに立体を感じさせる刺繍も見事。芯入りのサテンステッチと細かな点々のシードステッチで陰影をつけています。

フランスの19世紀のハンカチやボネの刺繍などに見られるホワイトワーク、イギリスのエシャーワーク、18世紀ドイツのドレスデンワーク(ポワン・ド・ドレスド=ドレスデンレース と呼ばれる)、タンバーワークなどのホワイトワークはレースの文脈の中で語られることが多い。その場合、レースの代用品や模造品のように扱われることもあるのだけど、どの刺繍もそうするには余りある独自の魅力のあるものだと思う。






(画像が多いので続きはMoreから)


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# by au_petit_bonheur | 2012-01-29 01:34 | ディテール | Trackback | Comments(4)

散歩日記 

長く晴天続きだった東京も、先週末あたりから曇りがちになったり、雪がちらついたり、少し冬らしくなったと思ったら、昨夜はこの冬初めての積雪、私の所で5センチくらい積もりました。

一夜明けると晴天。明るいきれいな空と、ほんの少し湿り気を帯びた空気が気持ちいい。めずらしく出かける時カメラを持って行きました。

用事が終わって帰り際、電車を途中下車して遠回りしたくなって、寄り道散歩。結構歩いて来ました。

(お昼ごろの空)




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# by au_petit_bonheur | 2012-01-24 22:15 | 日常 非日常 | Trackback | Comments(2)

今年もよろしくお願いします



気がついたら1月も半ばになっていました。
大変遅れましたが、あけましておめでとうございます。

年末に母が来て妹が来て、そして、今年になって娘が成人式を迎えました。
早生まれなのでまだ20歳まではもう少しあるのだけど、去年一年でまた
すっかり大人になって私が教えられることが多くなりました。

市に出店するには必要だということで、去年古物商の免許を取得しました。
レースや手仕事が大好きなのだけど、考えてみると自分では作ることよりも
作り方や背景を知ることが好きで、作っている人がもっと好きなようです。
古い手作りの品を、同じものが好きな方や、物づくりをする方に橋渡しできれば
楽しいに違いないと思っています。

今年は機会があれば催事にも出店しようと思います。
また「屋根裏」も時々オープンできるよう準備していくつもりです。

のろのろな私ですが、一度ここに書いておけば、やるしかない?!

今年もどうぞよろしくお願いします。




お嫁入り予定の布花。どんな風に使ってもらえるのか、楽しみ♪


# by au_petit_bonheur | 2012-01-15 14:56 | 日常 非日常 | Trackback | Comments(6)

グロ・クロシェのブドウのモチーフ

もう随分前にリクエスト頂いていたのに、遅くなってしまって申し訳ありません。
西荻骨董好き祭りに持っていったグロ・クロシェのブドウのモチーフの写真とってみました。



この日の投稿の画像3枚目、古いグロ・クロシェの本にこんなモチーフ(ブドウではないけど)を使ったカーテンが紹介されています。

このモチーフは多分上の本のものと同様の大きなカーテンから取り外されたものだと思われますが、残っていたのをあるだけ買ったので、まだまだ持っています。これは面白く使える!と思った材料はお財布と相談してなるべく沢山買ってしまいます。

グロ・クロシェはアイリッシュ・クロッシェとは異なり、モチーフをネットで編みつなぐ代わりに、別に編んだネットにモチーフを縫い止めて作られることが多いようです。このモチーフも縫ってあった糸が少し残ったところがあります。

実と葉の部分はクリームベージュのコットン。蔓の部分は多分シルクのコード。このコードはどっしり太めで少し光沢のあるもので、素材としてもなかなか好きなものです。

大きさは実一つの直径が25ミリ、全体では最大の所で26センチx14.5センチくらい。ポストカードを大体の大きさのご参考に。



クローズアップも撮ってみましたので、良かったら編んでみて下さいね。詰め物がしてあって、かなりぷっくりしています。ブドウのままでもいいけど、この実の部分をパーツとしてアクセサリー等に使うのも面白いと思うのだけどどうでしょう?この上に簡単な刺繍などを加えてもいいのじゃないかと思う。

葉の上に実を2〜3個配置して蔓と合わせてブローチなどにもかわいい♪
もちろんこのままでも。



裏側はこんな感じ。



麻糸の小さなタッセルや



コットンの小さなボール。
ボールをいくつか連ねたフリンジか、下のようにアイリッシュ・クロッシェの装飾部分に使われるはずだったのかな、24個が糸で軽くとめてあります。ピアスやボタンなどに使うのもいいし、こうしたシンプルなパーツを組み合わせて使うと面白いと思う。


(これはアイリッシュ・クロッシェのボレロの部分。かなり上手な手、端正な編地、ネット部分の装飾にもバリエーションもある凝ったもの。「屋根裏」に来られたお客様に見ていただくのに出したので、ちょっと撮ってみました。シンプルな編地にバラやシャムロックのかわいいタイプを選んでいただいたのだけど、どのように使われるのか楽しみ♪こちらも良かったら図案のご参考に。)



# by au_petit_bonheur | 2011-12-05 16:07 | ディテール | Trackback | Comments(6)

ドイリーあそび 3

モチーフは、もともとテーブルクロスやハンカチなど製品のための素材だから
使われたらなくなるけど、ドイリーはそれ自体が完成品。

だからモチーフよりドイリーを見つけるほうが見つけやすい。
大きさもあるので様々に使えるから、本来の用途だけでなく、
手作りの素材としても好きなものです。





ドイリーを使うといっても、10年くらい前までは、海外の手芸書に
ちょっと野暮ったい使い方を見つけるくらいで、あまりやってみる気にならなかったけど
最近はこれいいなあと思う使い方をよく目にするようになったし、
日本でもお馴染みになった。





このCountry Livingのページ(他にも写真あり)の使い方は中でも好きなもの。
紹介したいと思ってから2年近くたってしまった.....





これなら少々古びたくらいのドイリーも面白い。





# by au_petit_bonheur | 2011-10-17 10:00 | レースノート | Trackback | Comments(4)

西荻骨董好きまつり ご報告

初めて参加させて頂いた西荻骨董好きまつり、無事終了しました。





私のブースに立ち寄って下さった方、お買い上げ下さった皆様、
ありがとうございました。
遠くからブログやツイッターで声援して下さったお友達、
ツイッターで宣伝して下さった方々、不安な心の支えになりました!
当日何かと声をかけて下さったベテラン出店者の皆様にも感謝です。

至らない所も多かったと思いますが、今回の経験をもとに、来て頂いた方に
更に楽しんでいただけるようなブースづくりを考えていきたいと思っています。
次回はこれとこれを用意しようなどと、やはりドキドキではあるけれど、
楽しみにもなってきました。

これからもどうぞよろしくお願いします。




こんなものを持って行きました

# by au_petit_bonheur | 2011-10-12 00:04 | 日常 非日常 | Trackback | Comments(10)

ドキドキ



第25回西荻骨董好きまつりに参加させていただくことになりました。

今週の週末です。
私の出店日は日曜日ですが、土日2日間開催されています。
気持ちのいいこの季節の3連休の週末。
お時間のある方は、西荻散策がてら是非!


日時 2011年10月8日(土)9日(日)
午前9:30~午後5:00
会場 井荻会館 


持っていく品物を写真でご紹介できたらいいのですが、
まだ何を持って行こうか悩んでいるところです。

レースも持って行きますが、多分それ以外のものが主になると思います。
何か物づくりをする方の素材や参考に使って頂けそうなもの、
身近に置いて楽しんでいただけないかなと思うものを中心にしようかと
こまごまと引っ張り出してきています。

何かリクエストがありましたら、お知らせ下さいね。

お待ちしてます!



骨董好きまつりのウェブサイトはこちら
青蓮亭さんのブログで会場の様子など紹介されています。

あ、そうでした。土日は中央線は西荻窪には停車しません。総武線でいらっしゃるか、
吉祥寺から西荻窪駅行きのバス(地蔵坂上バス停下車)をご利用下さい。


# by au_petit_bonheur | 2011-10-07 12:00 | 日常 非日常 | Trackback | Comments(4)

ホワイトワークの本

タンバー刺繍の続きを書こうと思ったのだけど、その前に、本を一冊ご紹介。




Margaret Swain 著"Ayshire and Other Whitework"(アマゾン) は、先日の投稿で使わせてもらったEmbroiderer's Guild of West Australiaの参考文献リストにも入っていましたが、小さな本ながら、ホワイトワーク(白糸刺繍)の各手法の特徴がコンパクトにわかりやすく纏められています。

中でも私にとっては機械製の白糸刺繍の項はありがたい。他の本にあたると、「初期のハンドマシンによる刺繍(など)は手刺繍とほとんど見分けることができないものがある」というようなことが書かれていて、明らかに機械刺繍、明らかに手刺繍の間にグレーゾーンが横たわったまま、私なんぞには判断できない行き止まり状態になってしまうのですが、そのあたりも少し詳しく説明されていて、ちょっとだけ前進した気分になる。いい本ではないかと思うのです。

取り上げている技法は、ドレスデンワーク、エシャーワーク(エアシャー)*、タンバー刺繍、ホリーポイント、ブロドリーオングレーズ、インドのホワイトワーク、マデイラ、マシン刺繍、マウントメリック刺繍、リシュリュー、キルティング、ストリングワーク。いかにもアンティークらしい、そして、ニードルレースやボビンレースにも匹敵するクオリティの刺繍技法がほぼ網羅されています。

*日本語表記をネット上でざっと見てみるとエシャーワーク、エアシャー両方使われている。地方名の表記はエアシャーのよう。日本語表記異同メモに入れておきます。

google結果
エシャーワーク
エアシャー
(あ、”エアシャー”と表記してあるページはtambourは”タンブーア”だった。これもメモに追加)


小さくて、手にとりやすい価格なのもありがたい。







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# by au_petit_bonheur | 2011-10-03 13:26 | レースノート | Trackback | Comments(0)

レース・トリビア (2)


          (image from Rijkmuseum via ) 


しばらく前、tumblrに、アムステルダムのライクス・ミュージアム(wiki)が所蔵している、この17世紀オランダの襞襟(wiki あ、wikiもこの画像だった)が回ってきたので、ちょっと面白くてご紹介。

これは世界で唯一現存している襞襟なのだそう。

襞襟というと、16世紀〜17世紀に流行した襟の形。犬や猫が傷口をなめたりしないように、首にはめる「エリザベスカラー」の語の元イメージ通り、通常エリザベス一世の肖像画や、16世紀日本にやってきたスペイン人やポルトガル人など南蛮人、キリシタン大名なんかの肖像にみられるようなレースや布で作ってパリッとのり付けされたものの印象だった。それに比べて、ふわふわと柔らかそうなこの襟。みたことないな。それで元の画像を探しにライクス・ミュージアムのサイトへ。

この襟のページを読むと、およそ以下の通り。



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# by au_petit_bonheur | 2011-09-26 15:44 | レースノート | Trackback | Comments(2)

タンバー刺繍




みっちりしたサテンステッチの大きなスカラップに縁取られたこの刺繍の布、メイン部分はタンバー刺繍が施されています。1メートル超x3メートル超の大きなもの。ドレスか、洗礼服か、僧衣か、何に使われたんだろう。スカラップの大きさから見てカーテンなどインテリア用かも知れません。何にしても手のかかった綺麗なものです。



「タンバーレース」という語はもうかなり一般に流通しているかと思うのだけど、「タンバー刺繍」はどうなのかな。確かユキ・パリスさんの著書のどれかに「タンバーワーク」と一度出ていたと思うのだけど、(確認後書きかえます)「タンバーワーク」という方が通りがいいのでしょうか。ここでは仮に「タンバー刺繍」と呼ぶことにします。




タンバー刺繍の「タンバー」は小さな太鼓を意味するフランス語の"tambour"に由来します。この語は「タンバリン」と同源で、刺繍する時使う刺繍枠の形が、一般に丸い形をしており、布を貼った形が太鼓状であることから名付けられました。



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# by au_petit_bonheur | 2011-09-20 14:28 | レースノート | Trackback | Comments(2)

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